「カビの色といえば?」
おそらくほとんどの人は「黒」と答えのではないでしょうか。
しかし、カビは何万種類もあり、その種類によって色はそれぞれ違います。
カビの色がわかると「実はこれもカビだったのか!」と気づくかもしれませんね。
この記事では、カビの色に注目して説明していきます。

もくじ
カビの色 黒色
黒色のカビ クロカビ
正式名|クラドスポリウム(Cladosporium)属

出典|山口県環境保健センター
黒色に見えるカビの菌糸(カビの根)は褐色色です。湿気の多い場所を好んでクロカビは発生します。
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黒色のカビ ススカビ
正式名|アルテルナリア(Alternaria)属

出典|山口県環境保健センター
ススカビやクロカビはカビアレルギーの原因にもなります。

黒色のカビ 黒色酵母様菌
正式名|アウレオバシジウム(Aureobasidium)属
湿気が多いところで見られる、真っ黒のネバネバしているカビです。実は、生え始めは白色です。

黒色のカビ フォーマ
正式名|Phoma属

出典|山口県環境保健センター

黒色のカビまとめ
カビの多くが黒色です。その中でも日本で多く見られる黒色のカビを紹介しました。

カビの色 緑色
緑色のカビ ツチアオカビ
正式名|トリコデルマ(Trichoderma)属

出典|山口県環境保健センター

カビの色 青色
青色のカビ アオカビ
正式名|ペニシリウム(Penicillium)属

出典|山口県環境保健センター
アオカビも家庭でよく目にする代表格のカビです。空気中にもいますし、カマンベールチーズにも使われています。
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アオカビ(ペニシリウム)から作られる抗生物質のペニシリンは有名ですよね。逆にアオカビは毒を作ることもあります。

カビの色 赤色
赤色のカビ アカカビ
正式名|フザリウム(Fusarium)属

出典|山口県環境保健センター
こちらも毒を作ります。
カビの色 オレンジ色
オレンジ色のカビ カワキコウジカビ
正式名|ユーロチウム(Eurotium)属

出典|山口県環境保健センター
糖度や塩分が高い食品やカメラのレンズやフィルムなど機械の基盤に発生することもあります。
カビの色 黄色
黄緑色のカビ コウジカビ
正式名|アスペルギルス(Alspergillus)属

出典|山口県環境保健センター
カビの色 小豆色
小豆色のカビ アズキイロカビ
正式名|ワレミア(Wallemia)属

出典|山口県環境保健センター
乾燥を好むカビで、ようかんやチョコレート、カステラなどの食べ物、畳やじゅうたんなんかにも生えるカビです。
ピンク色のカビ?
お風呂場や水回りに薄っすらとピンク色のヌメリ。これはカビの兄弟みたいな「酵母」です。
ピンク色 赤色酵母
正式名|ロドトルラ・ルブラ(Rhodotorula rubra)

出典|山口県環境保健センター

カビの色についてまとめ
カビにも様々な色があることについて説明しました。
カビは黒色だけではなく、青や赤、黄緑色と言った色をもつ種類もいます。