なぜカビが生える?服とカビの意外な関係とは!

クローゼットとカビの関係

「服にカビが生える原因とは?」

服を保管している環境や服の素材、はたまたカビという生物の増え方が原因かもしれませんね。

この記事では、カビと服(衣類)の関係について紹介していきます。

カビが増える流れ

私たちが日常で目にするカビ。

生物的に分類するとカビは「真菌」と呼ばれる菌です。

真菌は細菌やウイルスよりも植物に近い増え方をしていきます

カビのイメージ

カビはミクロな植物

カビはとっても小さい植物みたいなイメージです。とても小さいので種(カビ胞子)の時には目で見ることはできません。

このカビの種は見えないだけで空気中にたくさん飛んでいます。

カビトリくん

見えないカビの種、、、しかも空気中にたくさんいる、それだけでも繁殖力が半端ないですね。

カビの胞子は目で見えない

そしてカビの種は、植物と同じ様に条件が整うと根(カビ菌糸)を生やして成長していきます。

植物はだいたい土の上で根を生やして成長していきますよね(アスファルトでも生える頑張り屋さんもいますが)。

カビの場合は、水分と栄養があればプラスチックの上だろうと衣類だろうと構わず成長していきます。

カビトリくん

条件次第で所構わず生えるカビって、すごすぎ、、

カビの胞子が発芽する

カビの種が根を出すことを発芽といいます。発芽してもしばらくの間は目で見ることができません。

カビの菌糸

そして、カビの根が伸びで成長していくと目で見えるようになっていきます。

カビトリくん

この段階で人はやっとカビが生えたことに気が付きます。

カビが成長し大きくなるまで見えないとなると、カビが生えるのは防ぎようが無いように感じますよね。

しかし、見えないカビを成長させない方法があるんです!

それは、カビの種が根を出さないようにすることです。

これにはカビが根を出す条件というものを理解しておく必要があります。

カビの生えやすい環境

さて、カビが目で見えるくらい成長してしまう環境とはいったいどんな環境なんでしょうか。

いくつかの条件がありますが、重要なものは3つです。

カビが生える条件
  1. 水分
  2. 温度
  3. 栄養
  4. 酸素
  5. 圧力
  6. pH

カビが生える条件の中でも、私たちが対策できるものは「水分(湿度)」「温度」「栄養」の3つくらいです。

酸素や圧力、pHを変えることは、一般の家庭では難しいと思います。

水分(湿度)

カビは水分が必要です。そのため、空気中の湿度が高いと生えやすくなります。

65~75%数ヶ月で生えてくる
75%以上生えてくるスピードがUP
90%以上数日で生えてくる

温度に関してはこちらで詳しく解説してあります

家庭でできる湿度対策【2019年保存版】カビの生えやすい湿度はコレ!簡単にできる10個の対策

押し入れやクローゼットの中は、空気の流れが悪く湿度が70%以上ある場合が多いです。

梅雨の時期や雨の日は更に湿度が高くなります。

カビトリくん
湿度によってカビの成長速度は大きく変わります。

栄養

カビも生き物ですのでエネルギーを作るために栄養が必要です。とくに様々な糖分を分解してエネルギー化していきます。

衣類につくカビの栄養源

  • 汗(ミネラル・尿素・乳酸など)
  • 皮脂膜(皮脂の油分・汗)
  • 古くなった皮膚組織
  • 食べこぼし
  • ホコリ
  • 洗濯のり(糖分を含むもの)

衣類の素材によってはそれ自体が栄養源に

  • 木綿製品
  • 絹製品
  • ウール製品
  • 革製品
カビトリくん

衣類自体がカビの栄養になる場合もあります。

温度

カビと温度の関係

温度もカビの生える条件に入ります。しかし人が快適だと思う温度が、カビの成長できる温度とほぼ同じです。

カビが成長できない温度では、人も住みづらくなるので一般家庭では無理に対策する必要はないと思います。

カビが生える条件については、一般家庭ですべてを完璧に除去するのは不可能です。

衣替えの時期や年に2~4回ほど、カビを生やさないための対策をしていきましょう。

衣類をカビから守る洋服にカビを生やさないための13個の対策!

カビと衣類の関係

カビがどんなものかはだいたいイメージできたかと思います。次は衣類について説明していきます。

衣類の種類

衣類の分類と種類

天然繊維 :綿(コットン)、麻(リネン)

動物繊維 :絹(シルク)、毛(ウール)

化学繊維 :ポリ、ナイロンなど

再生繊維 :レーヨン、キュブラなど

半合成繊維:アセテートなど

カーテンの素材

綿(コットン)、麻(リネン)、レーヨン・ポリエステル、ナイロン、アクリルなどの素材が使われています。


布団の素材

羽毛、羊毛、綿、まわた、合成繊維、低反発ウレタン(敷布団)などの素材が使われています。

合成繊維と羽毛以外は、洗うことが難しいので注意してください。

注意 天然繊維

天然繊維が素材の衣類にはカビが生えやすいため注意が必要です。

衣類につきやすいカビ

発育速度は天然素材が早く、化学繊維がそれよりも遅くなります。 これは、カビが栄養にできる成分の多さが関係しています。


乾燥がしっかりできている場合でも衣類に生えるカビ

  • 好乾性カビ(乾燥している場所でも生えるカビ。湿度65%以上で成長できる)

衣類自体は乾燥していることが多いです。そういった環境でも生えるのが好乾性カビです。

注意

カワキコウジカビに注意しましょう。カビはいろいろな酵素を分泌します。その中でもカワキコウジカビは繊維を分解する酵素(セルラーゼ)を作り出します。衣類に付着した油汚れがあると成長していきます。


湿気っている場合に衣類に生えるカビ

  • 好湿性のカビ(湿度が高い場所で生えるカビ。湿度90%で成長が早い)

湿度を好んで生えるカビです。とくに家庭に多いクロカビが生えやすくなります。

カビが生える原因

衣類にカビが生える原因はいくつかありますが、大きく分けるとこの3つです。

  • 衣類に汚れが付着している
  • 衣類を保管している環境が悪い
  • 長期間ほったらかしにしている

カビが衣類に生えてしまった場合はこちら

服に生えたカビの落とし方服にカビ!?正しいカビの落とし方を徹底解説!

最後に

タンスやクローゼットは、家の中でもカビが生えやすい環境です。

お風呂場と同じように、カビの問題意識を持つことでカビが発生する前に対応できるようになるといいですね。

カビトリくん

カビを理解するとタンスやクローゼットがいかに危険かわかりますね!